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2015年6月作品 ※この商品はメール便対象商品です(3点以内)
■作品説明
街で見かける空気に向かって支離滅裂な言葉で必死に話しかけている人。
目を合わせた相手に向かって怒鳴り散らす人。
家にゴミを溜め込み宝の山だよ。という人。
女子高生の制服を身にまといかわいいキャラクターの人形を無数につけた通学バッグを持ちながら街を徘徊するハゲたおじさん。
など。
そういう人を見ると
『いつから、どうして、このような人格が形成されたのか?』
と、常に思います。
こういう生き方を選択した人たちもきっと普通に生活して他人に寄り添りそおうと努力したり、社会に順応しようとした時期はあるはずです。
人格が形成するまでの間どのような出来事を経てここに至ったのか?
そんなことを考えると必ず、
『自分もいつかそうなる時が来るのではないか。』
と、不安に襲われます。
『果たして今の自分はまともなのだろうか?』
と。
上で挙げた人々は極端な例ではありますが、
全ての人間には人格を形成していく時期があり、
その時に自分の身に起きたことに対して、
ありとあらゆる選択肢の中から答えを探し、
自分の心を育てていった結果、
今の自分が存在するのだと思います。
何をもって『まとも』『普通』なのか。
それは人によって価値観は様々ですが、
日本という国に存在する漠然としたモラル、道徳など何となく従わないといけないものが確かにあります。
『人としてどうなの?』
と、突きつけられるモノが確かにあります。
『人として健全に生きる。』
今の自分はそれを出来ているのかと、日々考えます。
これはとある田舎町の全校生徒100人足らずの小さな高校にある野球部の物語です。
人格が形成されていく時期に、自分に影響を与える大人と出会う数が圧倒的に少ない環境で生きる彼らが、
その濃縮された時間をどのような過ごし、選択をしていくのか。
そこには『青春』という言葉では片付けられない何かがきっとあるはずです。
このお芝居を観終わったあと、過去と今の自分を振り返る。
自然とそのような感覚になるお芝居を作りたいと思います。
あっ、ちなみに喜劇です。
面白かったら笑ってください。