※宅配便(ポスター等特殊発送)対象外商品です。
2014年8月作品 ※この商品はメール便対象商品です(3点以内)
■作品説明
【SAPPORO地区は凍りついたまま2112年を迎えた】
2020年冬、札幌市周辺を記録的な寒波が襲い、凍死者が続出した。
さらに4月を過ぎても気温が全く上がらず、積雪量がゼロになることのないまま、再び冬を迎える。
2021年3月に、ようやく政府は札幌市周辺地域を「異常気象に伴う特別管理区域」と設定。多くの避難者が発生する。
2112年、万年雪に包まれて60年以上が過ぎた、SAPPORO地区。
研究者や観測隊、わずか500名ほどが滞在する土地となっていた。
産業も廃れ、文化も途絶え、かつての200万人都市の面影はなく、冷凍保存されたビル群が立ち並んでいるのみだ。
そんなSAPPOROに、東京のテレビクルーがドキュメンタリーの取材にやってきて、廃墟と化したかつての「劇場」に足を踏み入れる。
そこには、打ち捨てられたスピーカー、灯体、舞台美術、チラシ、台本たちが散乱していた。
やがて、そこに残された「記憶」が少しずつ蘇ってくる……。