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2020年2月発行
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■商品説明
悲劇喜劇3月号 特集=2019年の演劇
2019年の演劇回顧、決定版! 7人の評論家が振り返る2019年の演劇界&識者40人にアンケート
戯曲は、ワールドプレミア上演台本『FORTUNE』(作=サイモン・スティーヴンス、出演=森田剛、吉岡里帆)と、辻仁成の未発表戯曲『ガラシャ』。
また、2011年3月の東京での出来事と、カントやフランクルの思索との接続を意図した書き下ろしの小説、小田尚稔『是でいいのだ』(90枚)を掲載。解説は佐々木敦、滝口悠生。
◆寄稿「2019年の演劇」
白石加代子、市村正親、橋爪功──現代演劇の演技の一つの達成/みなもとごろう
『Q』の喪失感の深さ/内田洋一
「傍観者」でいられなかった三作品──『スリーウインターズ』、『月の獣』、『福島三部作』──/谷岡健彦
〈国境〉を挟んで振り返る二〇一九年/藤井慎太郎
二〇一九年の商業演劇/林 尚之
二〇一九年の歌舞伎界/児玉竜一
危機感と多様性と二〇一九年の日米ミュージカル/萩尾 瞳
◆
第7回ハヤカワ「悲劇喜劇」賞受賞作決定のお知らせ
◆
アンケート「2019年の演劇界の収穫」
◆エッセイ
わたしの衣・食・遊・住/松本紀保
OFF-OFF悲劇喜劇/シライケイタ
◆連載
愛しき面倒な演劇人――名プロデューサーが明かす知られざる素顔/中根公夫
シーン・チェンジズ――長谷部浩の演劇夜話/長谷部 浩
◆
追悼・山谷初男
プカプカの山谷初男さん/木村 隆
追悼・クロード・レジ
クロード・レジ、岸辺への案内者/宮城 聰
◆小説『是でいいのだ』に寄せて
「小田尚稔の演劇」と「小説」/佐々木 敦
語り手の身体/滝口悠生
◆小説
是でいいのだ/小田尚稔
◆批評
解体と後の静けさ/伏見 瞬
「世界演劇」を越えて
〜東京芸術祭ワールドコンペティション2019と「ポストコロニアリズム」以後の世界〜/横山義志
◆俳優座劇場『彼らもまた、わが息子』に寄せて
Live. /水谷八也
◆『HIROSHIMA 太田川七つの流れ』日本上演にむけて/ロベール・ルパージュ/取材・文=伊達なつめ
◆『ガラシャ、その愛』を書き終えて。/辻 仁成
◆戯曲
『ガラシャ、その愛』/辻 仁成
『FORTUNE』/作=サイモン・スティーヴンス/翻訳=広田敦郎
◆演劇時評(最終回)
小玉祥子・伊達なつめ
KAAT神奈川芸術劇場『常陸坊海尊』
新国立劇場『タージマハルの衛兵』
松竹『風の谷のナウシカ』
テレビ朝日、産経新聞社、パソナグループ『月の獣』
ホリプロ『カリギュラ』
KAAT神奈川芸術劇場『ドクター・ホフマンのサナトリウム〜カフカ第4の長編〜』
Quaras『THE NETHER』
二兎社『私たちは何も知らない』
松竹『新版オグリ』
KAAT×KUNIO『グリークス』
◆時評ニュース
第五十四回紀伊國屋演劇賞、第二十三回鶴屋南北戯曲賞、新刊案内など
◆
表紙挿入写真:『FORTUNE』
表紙:早川書房デザイン室