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2016年11月作品 ※この商品はメール便対象商品です(3点以内)
■商品説明
作:中村暢明
演出:中村暢明
田中角栄を描く。
最近にわかに見直されているからじゃない。
ましてや石原慎太郎著『天才』を読んだからでもない。
あ、もちろん読んだけど。
実はずっと前から書きたいと思っていたモチーフだった。
それはなんでだろうと自問する。
だが納得できる回答は見つかっていない。
それでも私は何かに突き動かされている。
新潟に生まれ、小卒で社会に出、縁あって上京、
土建屋で身を立てるも、導かれるように政治の世界へ。
国会でブルドーザー力を発揮し、列島改造を叫ぶ。
地元を愛し、女を愛し、数は力であることを知っていた男。
昔から私は秀吉が好きだった。
権力とは何か。地位とは何か。なぜ人は上を見るのか。
やがて「今太閤」と呼ばれる男の、若き日を描こうと思い至る。
舞台は昭和30年代前半である。
総理大臣になる10数年前、田中角栄アラフォーのとき。
後に権力の中枢をつかさどる者たちの表と裏の物語。
鶴屋南北戯曲賞ノミネート後初の脚本演出に挑む。
いつもと同じ吐き気がするほど濃密な空気を。ここで。