※宅配便(ポスター等特殊発送)対象外商品です。
2009年2月作品 ※この商品はメール便対象商品です(3点以内)
人数:男3 上演時間:約90分
■商品説明
作:横山拓也
演出:上田一軒
東京近郊にある屠場。その別屠室の休憩所(研磨室)には職人が二人、そして取引先の農場の跡取りがいる。突如、牛の屠室でBSE検査に回さなくてはならない「延髄」が紛失する事件が勃発した。これをきっかけに、3人の立場が露となり、屠畜という作業への言及や、企業間の駆け引き、立場の保守など各々のアイデンティティに関わる問題がぶつかり合って議論が白熱する。立ちこめる熱気と臭気。「生」がたちまち「死」に、「生体」が次々と「物体」と化していく空間の中、目前で失われるエネルギーに抗うかのように、メンタル面でもフィジカル面でもひたすら力強くある職人たちと、それを涼しげに、または冷ややかに見つめる若者。そんな彼らの中で、突如、「死」のイメージが膨張していく瞬間を描いた。