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2016年7〜11月作品 ※この商品はメール便対象商品です(3点以内)
■商品説明
作:はせひろいち
演出:はせひろいち
例えばそこは、とある地方の郊外にあると思われる、倉庫のような場所。壁は厚く、何かの実験室の名残にも見える、きわめてスクエアな空間。ガランとした室内にはオブジェのような造形物がある。女性研究者・鳥本がこの場所を訪れる。彼女は、かつて因果律研究の第一人者であり「死亡フラグ」という言葉を生み出した存在と噂される猿川教授の教え子だった。猿川教授は、数年前に旅の途中に行方不明になっていたが、最近見つかった教授の遺物により、どうやらこの場所が最後の消息を握っているらしいことが判明したのだ。風変わりなこの施設の管理人でもある宇佐美村長もまた風変わりな人物だった。舞台は他に、どこかの研究室、占い師が生息する露地裏、元組長の部屋など、その解釈を変え、物語は一見アンソロジーの集積のように進んでいくのだった。